リーマン・ブラリーズ

都内外資系アラサーリーマンのおもいを綴る。ロードバイク・アウトドア・その他ビジネス関連などとりとめなく思ったことを呟く日記的なSomething。

Venge Eliteはミドルグレードとして買いなのか 〜16,000km乗った男のインプレッション〜

どうも。僕です。

 

実は最近自転車(フレーム)を買っちゃいました。フレームセットで購入して元々乗っていたSpecializedのVenge Eliteから載せ替えをしました。(新しいロードバイクについては追って、、)

http://www.seocycle.co.jp/wp-content/uploads/2016/01/IMG_20160130_105006.jpg

出典:セオサイクル

 

2016年モデルのVenge Eliteは約30万円ほどの完成車で購入して105からアルテグラ

変えた上で(クランクのみ9000系デュラ)、今までおよそ16,000kmほど乗ってきました。

ホイールは主にZonda、たまにEastonのディープリムホイール、後半はレーゼロを使用。

新しいフレームと比較して色々とVengeの特性が見えてきたので、2年弱使ったインプレをいくつかのポイントに分けて実施してみたいと思います。(あくまでアマチュアの戯言として参考程度に、、、)

 

 

重量編

一口に重量と言っても数字上の重さと、乗った際の重さと2通りあると思う。

まず数字上の重さだが、レーゼロ履いている時で約7.6kgだった。アルテグラに変えて、クランクはデュラにしていることも考えると、正直重くはないけど、決して軽くもないという感じ。

重要なのが登った際の印象だけど、ヒルクライムはもっさりする、苦手と言わざるをえない。Cyclowiredかなんかの記事ではゆるい登りなら惰性でいけて、本格的な登りはBBが後ろに引っ張られる気がするとあったけど、まさにそんな感じ。

3%程度の登りでは特にネガティブな面を感じないけど、いわゆるヒルクライムで5%を超え、かつ距離が伸びてくると進みが悪い印象。現在軽量バイクに乗っているのでそこは確実に言えると思う。

また、登りのダンシングも得意ではなく、高めの出力でのダンシングは力が逃げている印象。後述するがおそらく横剛性の低さの問題。

 

平坦編

これ、Vengeが得意とする領域。さすがにVenge ViasやMadonなどと比較すると初期Vengeの金型なのでそこまでの空力ではないかもしれないが、それでも平地の伸びは準一級品だと思う。特にシッティングのままするすると加速するのが得意。縦剛性は結構あるので踏みがいはあると思う笑

このバイクは淡々と高速で巡行するのは一番得意な領域かもしれない。そういった意味ではルーラータイプの脚質が一番あっているかも。

 

路面からの突き上げは初期のエアロロードということもありそこそこ感じる。アルミフレームよりはマシってほどなのでカーボンといえど振動吸収性はそこまでって感じ。

一方で剛性がガチガチでもないので、意外とロングライドもいける。というか足が結構残せて良い部類だと思う。バランス取れていて、レースもロングライドもしたいって人には良いバイク。

 

加速編

集団でのチーム練習や数時間のエンデューロ、たまにクリテリウムで走ってみた際の印象。

中切れを埋めたりアタックに反応したりする際含めて自分はダンシングを頻繁に使う。その際の加速がどうか、という点だが正直いまいちだと思う。登りでのダンシングと同じになるかもしれないが、出力あげてのダンシングは苦手。

理由としては横の剛性が低いことにあると思う。初期のエアロロードにありがちな縦剛性はガチガチで横は柔らかいという傾向にまさに当てはまっている。

加速のもっさり感はそこそこあるし、うまくダンシングの力が推進力に繋がっていないように思う。今使っているの某オールラウンド系のハイエンドフレームに比べると加速性能は差があると言わざるをえない。

 

結論

Venge Eliteはどんな脚質、どんな用途(おもにレース)に向いているかを考えてみると以下の傾向にあると思う。(あくまで個人的意見)

 

向いている人:トルク型でシッティングで高出力を維持できるルーラータイプ。

向いているレース:平坦メインでテクニカルなカーブの少ないエンデューロ、ロードレース。つくばなど。

 

向いていない人:軽量級でダンシングを多用する人。総じてクライマー。パンチャーも加速性能的にあまり好まれないかも。

向いていないレース:ヒルクライム全般、勾配のきついアップダウンが多いエンデューロやロードレースなど。ニセコ、富士チャレンジ、ツールド沖縄など。

 

 

 

そこそこの距離を乗ってみて、正直見た目だけで選んだので脚質にはあんまりあっていなかったような気がしている。

ただ、正直見た目がGood(というか見た目だけで選んだ笑)ので今も好きなバイク。いまはフレームで眠っているけど、いつか復活させてまた乗りたい。

結論として、シリアスに乗るレーサー以外、ロードバイクは見た目が好みならなんでもOK!(身も蓋もない笑)