レーシングゼロ・ナイト 1万km乗ってみてのインプレッション
レーシングゼロ。
略してレーゼロ、別称 剛性の塊。
そんなレーシングゼロ(ナイト)を使い始めて約10,000kmほどになったので、個人的な見解からインプレを。
購入のきっかけはカーボンチューブラーが普段使いの取り回しに嫌になりつつあり、気楽に使えるアルミクリンチャーとしてレーゼロを調べていたら海外通販でセールだったのでポチった次第です。
【乗り心地】
評価△
わかりきったことですが、硬い。剛性感の塊であり、乗り心地は期待してはいけません。
タイヤ幅を広げたり、ラテックスのチューブを利用するなどして調整図ってみてもいいかもしれません。明らかに長い距離だとZONDAなどに比べて後半の脚へのダメージが良くわかります。あと雑に回すと膝にきます。
【巡航】
評価○
USBというセラミックベアリング使ったハブのためか、転がりがGood。空力はリムハイト低いがために良くはないけども、安いハブとはやなり違いが出る。速度が伸びる、スピードが落ちにくく、下りで前に出がち。
まぁディープリムには及びませんが。
【反応性能】
評価◎
まさに反応性がレーゼロの売り。カーボンなど硬いホイールは他にもあるかもしれませんが、剛性感から一枚の板のように感じます。
登りでダンシングした際に剛性の低いホイールでは横に力が抜けている感じが嫌いだったのですが、レーゼロはそれがない。力全てが推進力になる感じ。アタックへの反応やダンシングを交えた登り全般、スプリントのかかりなど最高っす。
別のホイールに乗り換えたときの剛性感のなさに驚きますw
【ブレーキング】
評価◎
あくまでレーゼロナイトになりますが、ブレーキは他に持っているアルミやカーボンホイールよりも強烈に効きます。ガツンとも効かせられるけど、繊細でリニアな減速も問題無し。
ブレーキシューはその分減りが早いですが、純正でなく安い類似品あるのでそれで良いかと。
【向いている走り方、レースなど】
身もふたもないけど基本全部行けると思いますw
約1500gとそんなに軽くはありませんが、力が逃げないのでヒルクライムには向いているかと。まぁヒルクラ専用の軽量カーボンホイールには負けると思いますが。
加減速の少ないエンデューロではまぁ普通でしょう。ディープリムの方がベター。
ばっちりなのはクリテリウム(出たことないけどw)ゼロ加速は得意領域なのでコーナーごとの加速に対応しやすく、スプリントもかかると思う。
個人的にはアップダウンのあるロードレース にはかなり向いているとの印象。ロードレース ほ毎回レーゼロ。雨でもブレーキが効くのもあるし、安心して履いて行ける。
雨のE1のレースで、カーボンホイール(ボーラワン)のブレーキが効かなすぎて怖くなってレース降りた知り合いがいました。。
登りでも反応するし、アタックやペースが上がったときの対応や前が少し切れているときに埋める処理など万能です。平坦はディープリムに軍配ですが、どうせ平坦は集団内なので別に気にしません笑 独走できる脚力着いたら考えるわw
【総論】
ゾンダやカーボンディープリム チューブラーも持ってますが、運用面のしやすさであったり、どんなレース、練習も行けるので結局レーゼロばかりです。扱いもアルミなのでカーボンほど繊細な扱いも必要ないので気楽。
万能なので結局レーゼロに落ち着いてしまうんです。カーボンもいいんですが、チューブラーだとパンクしたら最悪であんまり使いたくない。
結局使い込んでいくのでコスパはかなりよいはず。レーゼロナイトなら見た目もカーボンみたいでいいしね!
まったりロングライドはあまりしませんが、空気圧で結局乗り心地は変わるので、落とせば乗りやすいです。レーゼロの意味ないけどw