リーマン・ブラリーズ

都内外資系アラサーリーマンのおもいを綴る。ロードバイク・アウトドア・その他ビジネス関連などとりとめなく思ったことを呟く日記的なSomething。

竹内結子さんの死について

 

こんなセンシティブな話題については故人のことを考えるとあまり書きたくはないのですが、個人的に有名人の自殺者が立て続けに起こりショックを受けているということもあり整理しきれませんが書き連ねます。

 

連鎖する自殺について、社会学として「ウェルテル効果」という、社会的に影響力のある人物が自殺をするとそれに影響を受けて後追い自殺が頻発するという現象がみとめられています。

 

ウェルテル効果はゲーテの「若きウェルテルの悩み」という小説から取ったとされています。

この作品でも登場人物の自殺に影響された自殺者が増加して政府から発行禁止とされた本でした。

 

日本でも有名アイドルの投身自殺から若者の投身自殺が増加したり、XJapanのhideのときもそれは同様でした。

学問的には詳しくありませんが、とても親しく感じている人、それがたとえ普段直接触れ合わない有名人であっても、彼らの自殺の報道に強く影響されるからでしょう。

実際僕は三浦春馬くんの件で1,2週間は気分が沈みました。彼のナレーションしているNHKのドラマが好きでしたし、発している光があまりに神々しいので男ながら見惚れていました。同じ犬種の犬を飼っていることからも親近感あったりして。

それら全てをぱたっと自らの手で閉じられてしまったことを思うと涙が出そうになっていました。

それと同時にあそこまでいった人が自殺という手段をとるんだから、おれも辛くなったら同じ行動とっても別にいいんだよなーって漠然と自殺へのハードルが下がった気にはなりました。

それでも忙しい日々の中で徐々にそうした気持ちへの影響も和らいだ感じでした。

芦名星さんや竹内結子さんは三浦春馬さんと共演もされており少なからず影響は受けていたと推察されます。同業者の自殺を気にしないってことはないと思われますから。

ホリエモンが最近YouTubeで言っていましたが、自殺というのは軽い鬱症状で起きやすく、かつ突発的ゆ起こる。昨日は楽しく過ごしていたのに翌日いきなり自殺、なんてことが

お二人はお仕事されてましたから重度の精神障害ではないかと思います。

一方で仕事に邁進している状況ですと改めて自分の生き方、人生の目的など考えられる余裕がなくなっていることが多いですが、今年はコロナがあり、多くの方は時間に余裕がもてたのではないでしょうか?

そうしたなかで軽い鬱症状の人間が深く悩むための時間を割り当てられると、より悪影響を与え、気分が沈んだタイミングで突発的に、衝動的に自死を選んでしまうということもありそうです。

一つ言えるのは、故人の自死のネタとなるような報道をキッパリやめること、あまり具体的に自殺の方法や状況など細かく公開しないこと、残された家族に危害が加えられないようにすることなどでご家族や世の中のセンシティブな方々への影響を抑えることはしたほうが良いかと思っています。

 

人の死に対する動機はその人にしかわからない、もしかしたらその人にも上手くわからないものかもしれない。

他人が覗いて良い世界ではないことは確かだ。

 

ご冥福をお祈り致します。